合宿内容

合宿を終えて2014
  自分が顧問になってから4年目の合宿が終わりました。
 チームを作るのには3年かかると言われますが、僕たちにはもっともっと多くの時間が必要なようです。そして、もっとたくさんの仲間が必要です。今年の合宿も僕一人の力ではここまではできませんでした。今年から始まったマネージャー制度、3年の溝口さんをはじめとして1年の三浦さん、水上君、忙しい日程の中で来てくれた星川コーチ、高橋コーチ、そして合宿中にメッセージを送ってくれたOB/OG。いつも合宿最終日を迎える頃には胃が痛くなり、体調を完全に崩してしまっていましたが、今年は元気なまま迎えることができました。すべて、君たちのおかげです。
 また、ファンタイムさんには毎回たくさんのわがままを聞いていただいています。今年はBBQと温泉を企画していただきました。あんなに楽しい時間はこれまでの合宿でもありませんでした。ありがとうございました。
 今回の合宿は、人は一人では生きていない、そして仲間がいると一人では絶対にできないことが越えられるということを再確認させられました。陸上が個人競技だと言ったのは誰だったのでしょうか。確かに僕が個人的にマラソンの練習をしているときは個人競技だと感じます。でも、陸上部で走っているときに個人競技だと感じたことは一度もありません。顧問である僕も含めて、みんな仲間です。つらいとき、苦しい時、自分には無理だとあきらめたくなる時、言い訳を頭の中で考えているとき、横を見ればそこに同じように苦しいことに立ち向かっている仲間がいる。頑張らなくちゃいけない。仲間が挫けそうになっているときに、自分が勇気を与えなくてどうする、仲間の一生懸命な姿に力をもらって、何度も何度も挑み続けた5日間でした。
 短距離はこれまでにないほど、密度の高い、質の高い練習を繰り返しながらも、最終日のTTで例年の学年ごとの記録を1年生も、2・3年生も更新しました。
 中距離は毎回の厳しいポイント練の連続、そしてハーフマラソン、TTと練習内容では、ダントツのきつさにめげず、最後まで走り切りました。
 長距離は100km走破。男子も、女子も、走れる体作りを完璧に仕上げることができました。
 
 合宿前に自分たちに問われた課題
 陸上とどう向き合うのか
 今回の合宿で見えた気がします
 たった2年半
 だからこそ一秒も無駄にできません
 今回の合宿では、みんながそういう気持ちを共有できました。
 そして、怪我をして走れないことを心の底から悲しんだ部員もいます。
 走れないことがつらい、
 きっと陸上をやっていない人には全く理解できない感情なのだと思います。
 でも、僕たちは、走れなかったら本当につらいのです。悲しくて、他のこともやる気がなくなってしまうくらい、走ることが好きなのです。
 1年生は陸上と知り合ってまだ4カ月。
 友達に走ることの楽しさをどう言葉で伝えればいいのか、まだわからないと思います。陸上部に入ったというと、決まって周りの友達から「走ることの何が楽しいの?」と聞かれるそうです。でも、今度友達にそう聞かれたら、きっと答えられるはずです。
 「走れないことが悲しいっていう気持ちを知ってるだけだよ」と。
 そして、仲間と共に走ることの楽しさを知っているだけだよ、と。 



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