合宿内容

合宿を終えて2015
合宿が終わりました。
チームが成長していくにつれ、少しずつ客観的に見るようになっている自分に気づきました。
今回の合宿は淡々と過ぎていくのかな、初日はそう思っていました。
マネージャーにカメラを託すと、みんなのありのままの表情が写しだされていました。
部員達にとって、陸上部は最高に楽しい場所なんだと感じた時、新しい何かが動き始めました。
昨年の秋以降、キーワードになりつつあるほど繰り返し話をしてきたチーム改革。
僕の意志が理解できず、不安を感じた部員もたくさんいました。練習方式も大きく変わりました。僕に対する信頼が揺らいでいる中での新しい試みは思った以上に大きな挑戦となりました。
時には厳しい口調で話をし、
時には涙を流しながら語りました。
あのときの僕が描いていたことが少しずつ形になってきて、そこにマネージャーの成長が重なり、僕がイメージしていた以上のことも起き始めています。
そして、何より君たち一人ひとりが陸上のことをどんどん好きになっていって、なぜ走るのか、という問いかけに対して多種多様な答えを見せてくれるようになりました。今回の合宿でも、僕の気づかなかった陸上の楽しさを教えてもらいました。
合宿に入って、3日目の温泉の時、幸せだと感じた話をしましたが、そんなことを感じさせてくれたのは、君たちの存在があったからです。
陸上部が好き、部活のために学校に来ている、先輩、後輩がお互いのことを信頼している、さりげない会話のいたるところから、そう感じさせてくれるものが出てくるようになりました。
陸上は個人競技ではない、一人で戦う覚悟と勇気、そしてチームみんなの分の責任を背負いながらチームのための1秒を削り出すために、日々自分の限界に挑み続ける究極のチームスポーツだと話をしてきましたが、それを肌で実感することができた合宿でした。
一人で走るのも楽しいけど、そこに仲間がいたらもっと楽しい。
走り終わった後のアイスだって、誰かと一緒に食べた方がおいしいに決まってる。
その誰かと、寝食を共にし、苦楽を分かち合う時間が増えれば増えるほど、絆が生まれていく。
陸上部は絆でつながっている。
それを形にしたものがバトン、襷。
だから途絶えさせるわけには行かないし、仲間の分も背負って、それを力にして走らないといけない。
人はもともと、楽しいことしかできないようになっている。
陸上部の仲間と過ごす時間が楽しくて、部活に行きたいと思えるのであれば、きっと可能性は無限大。
人は、楽しいことなら続けられる。
継続は力なり。
この5日間で君たちは見違えるほど、陸上面も、人間的にも成長した。たった5日でこれほど変われるなら、1年後はどうなってるだろう。
今から来年が楽しみだ。
良いチームにしていこう。みんなで。
そして3年生、君たちの存在は宝。
できることなら、残りの陸上部生活をカウントダウンしたくない。
でも、その気持ち以上に、君たちにしか見ることのできないエンディングを見せてあげたい。
だから、頑張ろう。その日が来るまで。
高校生活は絶対にあきらめてはいけない。
自分の可能性を信じて最後までチャレンジすること、
これは高校生にだけ平等に与えられた権利。
5日間でこれだけ成長できたんだ。
何だってできる。
どんな自分にだってなれる。
君たちの先にあるのは、キラッキラに輝く未来。
最高に楽しい人生がこの先待っている。
昨日より今日、今日より明日。上手くいかないことがあったとしても、素晴らしい明日が待っていると信じれば、きっと明日は今日より素敵なものになる。
合宿で終わりではない。
この合宿から全て始まったんだ。
SEIZE THE DAY
今、このときを。大切な仲間と過ごした5日間を。
君たちと過ごした5日間は、僕にとっても忘れられない思い出になりました。
ありがとう。




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